松山・千舟町通りに手芸雑貨を取り扱う「pomsesmop(ポムセスモップ)」(松山市千舟町3、TEL 089-921-0806)がオープンした。
10年ほど東京にいたというオーナーの三上さんは、手織りや編み物・刺しゅうなどの資格を取得した。好きなことを生かして地元で自分の店を持ちたいと同店を開いた。内装は「木の兎工作所」が施工。糸のパネルや教室で使うカウンターなど、ポップな造りを意識したという。
店名の「ポムセスモップ」は三上さんのニックネームの「ポミ」から。三上さんは「ポミの店なので『ポミセ』。でも、インターネットの検索で引っかからないワードにしたかったので、逆さから読んでも同じ名前にした」と話す。
店内では手芸専門「アヴリル」(京都市北区)の毛糸を仕入れる。毛糸1玉ではなく10グラム単位で量り売りするのは県内では同店のみ。毛糸30種類を展示販売しており、アヴリルから350種類1200色の糸を取り寄せることもできる。アヴリルの特徴は細くて個性的な糸が多く、それぞれ2本取り・3本取りしてオリジナルの糸を作ることができるため、同店では糸の組み合わせ方なども提案していく。
「毛糸を1玉ずつ買うと、中途半端に糸が残ることがあって、もったいない。量り売りなら無駄なく糸を買うことができる」と三上さん。
毛糸の価格は「ポコ」(1グラム=1メートルあたり15円)。糸は種類によって単価が異なる。10グラムごとに量り売りするが、10グラム以上は1グラムごとに販売する。そのほか、三上さん手作りの編み物や刺しゅう雑貨も置く。「刺しゅうブローチ」(1,680円)、「フェルトブローチ」(1,470円)など。
編み物教室も開いている。レッスンは1時間=1,575円、2時間=2,625円。週1回1時間=月謝5,250円。予約制。オリジナルの場合は製図の相談にも対応する。
「手編みは編むときに空気が入るので、機械編みと違って暖かい。今は冬なので編み物中心だが、暖かくなったら刺しゅうにも力をいれていきたい」と三上さん。
営業時間は13時~19時。