松山市総合コミュニティーセンターで2月17日、「企業経営フォーラム in 『坂の上の雲』のまち松山」が開催された。主催は「坂の上の雲」のまち松山観光まちづくり事業推進会議。
「激動の時代を生き抜く企業経営」をテーマに企画された同イベント。松山市は新たな観光まちづくり事業の取り組みとして、小説「坂の上の雲」の主人公を輩出したまちの強みを生かし、企業を対象とした社員旅行や招待旅行の誘致を図る「企業研修旅行誘致促進事業」に取り組んでいる。
第1部では、キャスター・福島敦子さんをコーディネーターに迎え、野志市長と田川博己JTB社長が、これからの活力ある企業になるために必要な要素についてパネルディスカッションを行った。
第2部では松山市オリジナルの研修プログラム発表と、イベントに参加した企業経営者らが市内の「研修プログラム」のダイジェストを実際に体感した。研修プログラムは、坂の上の雲ミュージアムや子規記念博物館の学芸員の講話からリーダーシップ要素の洗い出しなどを目的とする「リーダーシップ養成 気づきのコース」や「本家野球拳」の勝負、伊予の和太鼓の演奏を通じコミュニケーションをとる「社内活性化 体験コース」、道後温泉周辺を歩き、老舗菓子店の商品誕生の話、正岡子規の紙芝居鑑賞などを通した「いやしとこころざし巡りコース」などを用意した。