松山のイタリアン「網元イタリアン ken Shiozawa」(松山市空港通1、TEL 089-972-8886)敷地内に「カキ小屋」がオープンして1カ月が過ぎた。
「網元イタリアン」は北藤原にある居酒屋「居魚屋網元」の2号店として昨年8月にオープンした。経営は南予の水産会社。水産会社が経営している利点を生かし、両店ではとれたばかりの魚介類を使った料理を提供している。
料理長の塩沢研さんは「お客さまは元が水産会社と知っているからか、焼きガキを食べたいという要望もあり、メニューにも入れていた。しかしイタリアンなので、店の雰囲気を考え、新たにカキ専門の小屋を作り分離することにした」と話す。
カキ小屋の席数は約20席。「海から直 鉄板」をコンセプトにする同小屋は木造のログハウス調で、内部にある「いけす」にはカキのほか貝6~7種や伊勢エビ、サバなどを用意する。
主力メニューは、時間無制限カキ食べ放題(2,800円)。カキの食べ放題は、いけすからセルフでカキをとり鉄板で焼く。カキのパエリア付きで、食後はイタリアン店内でコーヒーを提供する。ヒオウギ貝(1個=250円)、ピザ(980円~)、バーベキューメニューなどのほか、ワイン10種やビールなども用意。イタリアンのメニューも注文できる。
カキは5月上旬ごろまで提供する予定で、シーズンオフにはバーベキューメニューに軸を移す予定。
「魚介類を養殖している地方では、テントスタイルのカキ小屋も多く見られるが、海沿いではなく、なかなか地方まで行けない人にも新鮮なカキを食べてもらいたいと街中にオープンした」と塩沢さん。「生きたカキを直接焼けるところはあまりないので、気軽に来店していただければ」とも。
営業時間は11時30分~14時、18時~翌2時(日曜・祝日は17時~)。月曜定休。要予約。