松山・北条の道の駅「風早里」の上にある「リフレッシュパーク」(松山市北条大浦)で5月20日に開催される「ライヴ・アースまつやま2012」のチケットの販売が4月1日、始まる。
2008年から始まり、今年で5回目を迎える同イベント。近年は松山城山公園(堀之内)で開いていたが、今回は5周年を記念し1回目に行った同所を会場に開催する。市の埋め立て地として使われている同所は、普段は立ち入り禁止となっているが、同イベント時のみ特別に入ることができる。
実行委員会代表の高岡さんの地元の友人を通じて紹介や協力が広がり、委員会はボランティアで結成。前年夏から始めて約1年がかりで準備に取り組んでいる。昨年は約3000人が来場。当日は、東日本大震災の被災者に向けてうちわ・蚊取り線香などの支援物資回収も行い、うちわ4160本、蚊取り線香960個が集まった。集まった支援物資は後日、実行委員会メンバーが直接被災地へ届けた。
今年の参加アーティストはUAさん、朝崎郁恵さん、LITTLE TEMPO、RANKIN TAXIさん、DEWACHEN、aka.Tsuchi、トークゲストの田中優さんら。出店ブースは約100店で、地産地消やオーガニック食材を使った飲食店が参加を予定している。飲食店のほかフェアトレードやリサイクルなどの雑貨エリアや自然をテーマにしたワークショップなども予定。出店希望者は現在も募集している。
会場では、ゴミを最小限に抑えるため、飲食ブースに食器を置かず食器の貸し出しを行う。レンタル食器はデポジット制を取り入れ、貸出時に食器1点につき100円を預かり、返却時に返金する仕組み。
ライブエリアで使う電力の一部は自転車をこいで自家発電する。自転車5台を設置し、来場者も参加可能。自家発電用の自転車は松山工業高校の高校生の協力を得た。
「多くの人の協力を得て5回目を迎えることができた。年々行っているので、参加ブースの出店者同士でつながりが増え、活動の幅が広がっているところもある」と高岡さん。「参加してもらうアーティストも豪華にしているので、一人でも多くの人に来てもらい、エコについて考えてもらうきっかけにできれば」とも。
入場料は、前売り=1,500円、当日=2,000円、高校生以下無料。いよてつ高島屋プレイガイド、デュークショップ松山店、明屋書店松山本店・大街道店などで取り扱う。問い合わせは同イベント事務局(TEL 089-908-7687)まで。