久万高原町役場前広場を中心に5月13日、「ショパンの高原フェスティバル」が開催される。
主催は久万高原町。三坂道路が3月17日に開通したことを記念して開く。コーディネーターを務めたのは、同町出身で30年間ポーランドを支援してきたNPO法人国際交流支援協会理事長の松下文治さん。久万高原では国際的なイベントが行われるのは初めて。今回のイベントをきっかけに同様のイベントを毎年開催する方針。
イベントでは、オープニングに駐日ポーランド共和国大使を招くほか、久万山五神太鼓やフルート演奏、紅白餅まき、久万高原町内を世界のクイズに答えながら歩いて散策する「ワールドウオークラリー」を展開する。
広場に常設した物産展やバザーでは、ポーランドや久万高原の物産を販売するほか、ポーランドや同町の絵はがきを世界や日本に送ることができる「ポーリッシュ・ポストオフィスカフェ」も設置する。音楽やショパンの生い立ちなどが盛り込まれた教育用のゲーム「メディアパビリオン」を日本で初めて体験できるコーナーも開設。
久万高原長産業文化会館のショパンコンサートでは、国立ショパン財団理事長のガジミェーシ・ギェルジョドさんによるピアノ演奏のほか、「TORANOKO Performing Arts Company」によるパフォーマンスが行われる。
同NPO理事長の松下さんは「今後も毎年ポーランドと久万高原のコラボイベントを開催することで、子どもたちが海外に興味を持つ機会が増えれば」と話す。
開催時間は10時~16時。入場無料。コンサートのチケットは、前売り=3,000円、当日=3,500円(小中学生・高校生は前売り=1,500円、当日=2,000円)。イベントのスケジュールはホームページで確認できる。