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「松山・野球拳オンラインまつり」開催へ 松山まつり中止受け市内有志らが企画

松山・野球拳オンラインまつりプロジェクトメンバーら。(写真撮影のため、一時的にマスクを外して集合)

松山・野球拳オンラインまつりプロジェクトメンバーら。(写真撮影のため、一時的にマスクを外して集合)

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 夏の恒例行事「松山まつり」開催中止を受け、市内有志による「野球拳で松山を元気に!松山・野球拳オンラインまつりプロジェクト」が始動した。

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 発起人となったのは、サイボウズ松山オフィス(松山市二番町3)の伊藤佑介さん。昨年同社チームの振り付けを担当した「踊る基地 ダンススタジオ MOGA」(湊町3)とともにプロジェクトチームを結成。社内で賛同者を募って特設サイトを開設し、お手本動画やダウンロードできるテーマ曲などを用意して、野球拳動画の投稿受け付けを始めた。

 参加資格は「松山・野球拳オンラインまつり」を盛り上げたい人または動物、1人または1匹から。松山まつりの野球拳には基本的にチームで参加するが、今回は参加のハードルを下げ、野球拳の裾野を広げて、多くの人に面白さを知ってもらいたいという思いを込めた。

 開催当日の8月13日には、オンライン中継のメインステージで運営メンバーらがエキシビションを披露し、視聴者と一緒に踊るイベントを企画。投稿動画の中から気になるものをピックアップして紹介するほか、動画投稿者へのオンラインインタビューなども予定している。

 昨年の「松山まつり・野球拳おどり」には、企業や市民団体など、54チーム、4750人が参加。8月9日からの3日間で30万人を超える観客が訪れた。

 伊藤さんは「サイボウズでは毎年、松山オフィスのメンバーだけではなく、社長や役員をはじめ、県外の拠点から出張で野球拳に参加してくれる社員もいる。新型コロナウイルスの流行で大変な状況の中ではあるが、踊る側も見る側も、みんなで集まり汗をかいて盛り上がる夏の恒例イベントを楽しみにしていた参加者の心に穴を空けたくない、野球拳で松山を元気にしたいという思いで、どうしても『今年、夏』の開催を実現したくて調整に奔走した」と熱意を語る。

 「オンライン開催は、個人や友人、家族など、身近な人たちと一緒に野球拳を楽しむチャンス。これをきっかけに、松山まつりで市民に愛されている『野球拳踊り』にも改めて興味を感じたり、松山の良さや人の温かさを感じたりしてくれる人が一人でも増えれば」と参加を呼び掛ける。

 動画の投稿締め切りは8月6日。投稿された動画は順次、サイトで公開する。

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