松山大学(松山市文京町4、TEL 089-926-7971)は11月1日~6日、「シニア短期留学」を開催する。
同企画は、日旅九州エンタプライズ(福岡市博多区)が企画し、2006年度から各地の大学と提携し実施しているもの。シニア世代の男女を対象に受講生を全国から募集し、その土地の自然・歴史・文化・食などを講義として学び、関連した場所を訪ね、見学して自分で確かめることができるのが特徴。
四国で初めての開催となる今回は「瀬戸内の歴史とロマンのまちづくり」をテーマに、同大学と同大生で組織するNPO法人「松山大学学生地域創造研究所 Muse(ミューズ)」との共同で実施する。学内外から講師を招き、松山市が取り組む坂の上の雲のまちづくり、秋山好古の親友で松山出身の実業家「新田長次郎」、瀬戸内水軍の歴史、遍路文化などのテーマごとに講義を行うほか、松山城、子規記念博物館、坂の上の雲ミュージアムなどでのアクティビティーを用意する。
「普段なかなか接しない、世代の違う方々に向けてのイベントの手伝いをしたり、一緒に講義を受けさせてもらうことで、自分たちにとっても新鮮な経験になると思う。ここまで詳しく地元を知る機会もないので、松山の魅力を発信できる学生を育てるきっかけにもなれば」と同団体事務局長の成松亜矢子さん。
「短期間ではあるが、凝縮された時間で松山の魅力を知り堪能できる内容になっていると思う。松山を好きになってもらい、6日間で学んだことを各地に帰って発信してもらえればうれしい」とも。
初日は、各地から受講生を迎えるにあたり、同大学OGで現在沖縄で民謡の演奏活動を行っている村上佳子さんなどを迎え、琉球舞踊や民謡演奏などを披露し、懇親会を含めた歓迎演奏会を、行う。
問い合わせはシニア短期留学=同大学経営企画課、演奏会=沖縄好きによる琉球舞踊実行委員会(TEL 090-9459-3614)まで。