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松山の幼稚園がバイオディーゼルのバス導入-子どもたちにもエコ意識を

バイオディーゼル燃料を導入したコイノニア幼稚園のバス

バイオディーゼル燃料を導入したコイノニア幼稚園のバス

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 松山の認定こども園「コイノニア幼稚園」(松山市清水町2、TEL 089-924-7868)は7月1日、バイオディーゼルを使った幼稚園バスでの送迎を始めた。

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 同取り組みは、NPO法人「愛媛県環境保全協会」(花園町4)が進める取り組みに賛同したもので、使用済み天ぷら油の回収を行なうとともに、回収した天ぷら油を元に作ったバイオディーゼル燃料を使う。使用済み油を使用することで石油資源の保護に貢献できるほか、車から排出される二酸化炭素(CO2)は原料生育中に吸収されるものとしてカウントされるため、CO2排出ゼロの燃料として扱われる。

 「以前使っていた軽油と比べて、コストとしてはほぼ変わらず、走行距離も同じくらい。ディーゼルから排出されると懸念されていた有害物質もバイオディーゼル燃料なら問題ないとのことで、子どもへの配慮もできることから導入に踏み切った」と同園理事・運営責任者の三好信夫さん。

 「子どもたちに向けてこの取り組みの説明もすることができ、環境への意識付けができただけでなく、地域への貢献活動としても良い役割が果たせていると思う」という。「様子を見て、良ければ2台目3台目の導入も考えていきたい」とも。

 使用済みの天ぷら油の回収は同園で受け付けており、誰でも回収に協力できる。

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