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松山市中央卸売市場「街のまんなか日曜市」 開始から8年余で100回の節目

「街のまんなか日曜市」開催の様子

「街のまんなか日曜市」開催の様子

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 松山市中央卸売市場(松山市久万ノ台、TEL 089-924-1924)の一般開放イベント「街のまんなか日曜市」が2月24日、第100回の節目を迎える。

 このイベントは、市民の生活に深く関わりながらも、一般の人にはほとんど知られていない「中央卸売市場」に親しんでもらおうと企画されたもの。2010年10月の第1回開催以降、毎月第4日曜に行われている。毎回、市場内の関連棟を一般開放し、新鮮な野菜、果物、花類や乾物などの展示販売をはじめ、飲食・雑貨などの露天や、ミニコンサート、のど自慢大会、けん玉教室など、多彩なイベントを開催してきた。

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 今回は「100回記念感謝セール」として、100をキーワードにした「お買い得企画」が多くの店舗で実施されるほか、日曜市音楽祭、愛の葉Girlsのミニライブ、農産物のオークションや餅まきなども行われる。

 1975(昭和50)年、松山市内に複数あった市場を統合する形で久万ノ台に開場した松山中央卸売市場は、その直前のオイルショックに始まる景気の後退や、1990年代の農産物の輸入自由化による価格低迷と市場への流入減少、それに続く農産物直売所の増加や街中の小規模小売店の減少など、流通の現場を通して常に時代の変化と向き合ってきた。

 街のまんなか日曜市の実行委員長を務める平井愼司さんは「8年4カ月、100回にわたってこの催しを続けることができた原動力は『この市場を時代に合ったものに変えてゆこう。そのためには皆があまりに知らない市場の役割や重要性を、ここで生きてきた僕らが消費者に伝えてゆかなければ』という使命感だ」と話す。

 日曜市を始めた8年前、市場で働く人が主になってこのようなイベントを開くという試みは全国にほとんど例がなかったが、岡山市場の事例を参考に指導を仰ぎながら、多くの課題を乗り越えて開催にこぎ着けたという。そのかいあって、2010年10月の第1回では、終日雨の天気にもかかわらず2000人以上の客が訪れ、参加店舗も品物を残すことなく売り切ることができた。

 平井さんは「関係者が当番を決めて持ち回り、協力していろいろなことをやってきた。これこそ日曜市が生んだ財産だと思う。100回記念開催は、いつも変わらず支え続けてくれたお客さまへの感謝祭でもある。100回は到達点でなく、通過点。次月から101回目がスタートするので、楽しい時間を過ごしに来てほしい」と今後への熱意を語る。

 開催時間は9時~15時。

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