9月に松山で「G20愛媛・松山労働雇用大臣会合」が開催されることを記念して、食と文化で国際交流を楽しむイベント「えひめ・まつやまOIC(おいし~)フェスタ」が、6月30日に大街道商店街で行われた。
「食と文化でつながる国際交流」をテーマに、G20参加国を中心とした外国料理店ブースの出店や、音楽の演奏、民族衣装を紹介するステージイベントなどが披露された。
松山市内に店舗のあるベトナムやトルコ、ドイツ、韓国料理などを提供する店や、ハワイやフィンランド雑貨や衣類を扱う物販ブースなどが出店して人気を集めた。サルサダンスやベリーダンス、ベトナム、インドネシア舞踊の舞台などもあり、多くの人が足を止めた。
G20愛媛・松山労働雇用大臣会合は、9月1日~2日にかけてANAクラウンプラザホテル松山で開催される。G20参加国の労働雇用担当大臣をはじめ、30を超える国や機関の代表者が来場して、世界の雇用情勢や労働問題について議論する。
イベントを主催するG20愛媛・松山労働雇用大臣会合推進協議会は、各国代表者に対して開催地愛媛や松山の魅力を発信し、理解を深めてもらうための視察ツアーなどを実施するほか、市民向けのイベントを企画して異文化交流を楽しむ機会を設けている。
G20関係閣僚会合では、地元学生が会合会場で提言を行う交流事業の機会も設けられており、愛媛県立松山東高校のSGH(スーパーグローバルハイスクール)部員36人が、厚生労働省からの講師を迎えて提言策定のための準備を進めている。