愛媛銀行と第二地方銀行協会が企画した「デザイン思考ワークショップ」が1月18日、愛媛銀行研修所(松山市南持田町2)で行われた。
愛媛銀行の若手行員など約30人に加え、オブサーバーとして、東京の金融庁の職員や、愛媛県の職員が参加。
ワークショップではペルソナを設定して架空の顧客像をつくり、その顧客の悩みや課題の解決策を導き出すため、グループで具体的な話し合いを行う。参加者らはオブザーバーも交え、立場を超えて普段あまり交流のない人の間で活発な議論を交わした。
講師を務めたデジタルベースキャピタル社長の桜井駿さんは「デザイン思考で一番大切なのは、共感すること。その人の立場になって考えるという、お客さま起点で考えることで、新たな価値の創出や現状の改善を行うことができる」と話す。
「デザイン思考とは特別なものではなく、働く全ての人に必要なスキル。ITなどの進化が目まぐるしく、今までできなかったことができるようになり、人々の日々の行動が変わっていく過渡期である現代には不可欠」と、デザイン思考の重要性について語った。