週末の3日間で起業を体験するイベント「スタートアップウィークエンド愛媛 Online vol.1」が、5月15日~17日に開催される。
スタートアップウィークエンドは、全世界で7000回以上開かれ41万人以上が参加している起業体験イベント。参加者は、金曜の夜から日曜までの54時間で仲間づくりをしながらアイデアのプロトタイプを作り上げ、新しい事業プランのプレゼンテーションを行う。
愛媛では2015(平成27)年11月に第1回を開催。その後、1年に2回のペースで開催を続け、今年4月に第10回の開催を予定していたが、3月中旬、新型コロナウイルス感染症流行の影響で中止を決定していた。
その後、世界規模での「COVID-19対策をテーマにした完全オンラインのStartup Weekend」実施が決まったことなどを受け、愛媛でもオンラインでの開催を決定。現在、参加者を募集している。
運営を担当するマツヤマンスペース(松山市千舟町5、TEL 089-904-9702)の稲見益輔さんは「今回は『アフターコロナ・ウィズコロナの社会課題』をテーマにした新事業プランの完成を目指す」と話す。
「コロナウイルスの問題により『どんな社会課題を、どのような手段で解決すべきか』という方法や優先順位が大きく変化してしまった。このタイミングで、新しいもの、変わってしまったものや、今後のあるべき姿などについて考え、大きな社会の変化に対応できる事業プランを作っていきたい。ここから出生まれるアイデアが、社会を大きく変える可能性も感じている」と稲見さん。
通常のスタートアップウィークエンドでは参加者らが一堂に会し、新規事業のプランを練り上げるが、今回はWebミーティングツールなどを使って、完全オンラインで実施する。
稲見さんは「オンラインで開催することにより地理的な距離の制約がなくなるため、これまでにはなかった新しい出会いの可能性が広がることを期待している」と話す。「今回は、7割近くが県外からの参加者で、シンガポールなど海外からの問い合わせも寄せられている。オンラインのつながりだけでゼロから新しい事業を作ることは、今までほとんどの人が経験したことのない挑戦。その自由さ・不自由さの両方を高い密度で経験することが、今後のビジネスにおいても大きな糧になることを期待している」とも。
参加無料。申し込みサイトでの手続きを完了した人に、参加のためのURLを発行する。申し込み受け付けは、5月15日18時30分まで(定員になり次第終了)。