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「まつやま働き方推進会議」がオンラインイベント 活動紹介と今後の目標共有

働き方改革のモデル企業「まつやま働き方改革認定企業」で行われたコンサルティングの様子

働き方改革のモデル企業「まつやま働き方改革認定企業」で行われたコンサルティングの様子

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 経営者と労働者が共にいきいきと働き続けられる地域社会を目指して2018(平成28)年に発足した「まつやま働き方推進会議」が第1フェーズの区切りを迎え、3月19日にオンラインイベントを開催する。

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 同会議は「働き方改革」によって、人手不足や長時間労働の是正など厳しい経営環境に直面している地方の企業と、育児や介護など抱えながら「ライフ」と「仕事」を両立できる柔軟な働き方を求めるようになっている労働者の、両者の課題解決を目指して発足したプロジェクト。

 松山市とサイボウズ(松山市二番町3)、松山商工会議所、ワークライフ・コラボ(緑町1)の官民連携メンバーが事務局となり、モデル企業作りや働き方改革のアクションを起こすコミュニティー「ワークワク部」の運営、シンポジウムの開催などを行ってきた。

 19日のオンラインイベントでは「meetup for next!」と題して、3年間の活動についての紹介や、推進会議を構成する松山市とサイボウズ、ワークライフ・コラボのトークセッション、第2フェーズの活動計画発表とゲストによる動画メッセージを公開する。

 サイボウズの久保正明さんは「第1フェーズの3年間で、7社が『まつやま働き方改革認定企業』にチャレンジ企業としてエントリーし、4社が審査を通過して認定企業になった。ワークワク部では職場改善のセミナーや働き方改革ハンドブックの作成などを行い、働き方改革の学びの場を提供する活動も行っている。3年間の取り組みで、企業風土から大きく変わった企業も出てきており、改革の芽は確実に育ってきていると感じている」と話す。

 「昨年はコロナ禍の影響で、テレワークなどの面で働き方改革が大きく進んだ年だったが、企業風土から見直すという本当の意味での改革はまだまだだと思っている。来期からのフェーズ2では、この3年間で育ってきた働き方改革の芽をどんどん広げていき、ゆるいつながりの中でメンバー自らが『自分事』として活動できるような取り組みを行って、松山を本当の意味でワクワク働ける都市にしていきたい」と期待を込める。

 開催時間は19時~20時。参加無料。申し込みはホームページで受け付ける。

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