大阪市内に本社を構える「コスモス食品」(大阪市淀川区)が行なっているプロジェクト「陽気な新入社員が行く日本列島武者修行の旅」のキャラバンカーが4月5日、松山入りした。
同プロジェクトは、同社が販売する「あわたまオニオンスープ」をPRするため昨年9月に札幌をスタートしたもの。同社社員の圓井大輔さんが1人でキャラバンカーに乗り、日本を縦断しながら、各地のラジオやケーブルテレビ、新聞などの媒体に出演して広報活動を行うほか、各地の小売店を回って販路拡大に務めている。
同商品は、淡路島のタマネギを1食あたり半玉使用し、4時間いためたものをフリーズドライ製法で加工したもの。食品添加物などは含まれておらず、4食入り(600円)と8食入り(1,100円)がある。
圓井さんは「味はいいのに認知度が低いスープを多くの人に知ってもらう方法はないかと考え、このプロジェクトを自ら発案した。社長から『ご縁を大切にすること』『あきらめないこと』『成長を楽しむこと』との3か条をもらって意気込んでスタートしたものの、次の日から行くあてもなく苦労は多かった。いろいろなメディアを通じて出会った人に助けてもらいながら、30以上の都道府県を回ってここまで来られた」と話す。
「実際にスーパーやカフェ、健康食品の店などで取り扱ってもらうところもできてきており、当初5社程度だった取扱店も約100カ所に増えるなど、活動の順調さを実感している。自分の考えたことをやっていくことができて仕事も楽しくて仕方がなく、会社への貢献や自分の成長も実感でき、この活動から得ることは日々大きい」とも。
9日には愛媛マンダリンパイレーツの事務所を訪問して試飲会を行なう。活動の様子はブログで確認することができる。年明けに南下するコースを終了し、沖縄から北上するコースをスタートさせている圓井さん。今後は、高松や徳島など四国を回り、中部地方へ進んでいく予定。