転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社の「HiPro(ハイプロ)」は、「スキル循環社会」の実現に向けたアクションである「スキルリターン」を愛媛県で開始いたします。
本日12月10日(火)に行った発表会では、愛媛県内で副業・兼業の受け入れを推進する株式会社伊予銀行によるプロ人材活用の事例紹介と、プロ人材活用実績のある同県内企業の三浦工業株式会社をゲストに迎えたトークセッションを行いました。
特設サイト: https://hipro-job.jp/skilljunkan/skillreturn/ehime/
「HiPro」が取り組む、「スキルリターン」プロジェクト
日本の「少子高齢化」「生産年齢人口の減少」による人材不足は重要課題となり、地域における人材不足に関する課題は特に深刻です。そこで「HiPro」は、1社でも多くの地域企業にとってプロ人材の活用が当たり前になることで、人材不足の解決に繋げたいという想いから、2023年6月に「スキルリターン」プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、個人が雇用によらず、より多くの企業にスキルを還元することで、個人と企業が共に成長し合う「スキル循環社会」の実現を目指す取り組みです。「スキルリターン」の展開は、鳥取、山形、福岡、広島、京都、秋田に続き、愛媛県は7地域目となります。
愛媛県の産業特性と課題
愛媛県は地域ごとに産業的特長を持ち、大きく発展。東予地域は「今治タオル」のブランド化に取り組むタオルの産地で、出荷額は全国一位※1です。また、造船業などの海事産業も集積する二次産業の地域です。中予地域は観光・サービス業が盛んで、南予地域は生産量全国一位※2のいよかんの生産など一次産業が中心です。
このように愛媛県はバランスの取れた産業構造のもと大きく発展してきた一方、日本全国で課題となっている人材不足は例外ではありません。愛媛県の産業が今後も成長し続けるためにも、人材不足の解決は重要なテーマです。
※1 工業製品出荷額(令和2年 経済産業省統計より)
※2 農林水産品生産量(令和3年~令和4年 農林水産省統計より)
愛媛県における「HiPro」の取り組み
「HiPro」では、これまでに愛媛県内企業の人材不足解決に向け、金融機関等と連携し、数多くのマッチングに携わってまいりました。2024年度上期におけるプロ人材の需要は2023年度下期比で3倍に伸長し、マーケティングや人事のテーマでの活用が広がっています。実際に活用した企業からは「プロ人材の支援を通じて、新たな挑戦ができた」「プロ人材の専門性によって、不足していた知見・ノウハウを補えた」といった声が寄せられ、プロ人材のスキルが企業課題の解決に寄与することを実感しています。このように愛媛県でのプロ人材のニーズが高まっている今、「スキルリターン」を通じてより多くの企業のプロ人材活用を後押しすべく、同県で実施することにいたしました。
本取り組みでは、スキルリターンのサイトに愛媛県の特設ページを開設し、県内企業がプロ人材を活用することでビジネス課題を解決に導いた“先導的事例”を掲載。企業がプロ人材を活用するためのノウハウや成果を蓄積していきます。これにより、愛媛県内企業へプロ人材活用によって広がる可能性を発信し、プロ人材活用を浸透・加速させることを目指します。
こうした取り組みを通じて、自らのスキルを還元することで愛媛県に貢献したいと考えるプロ人材と、課題を解決したい愛媛県内企業をつなぐことで、関係人口の創出・増加、人材流動化を促進し、地域経済の活性化に貢献してまいります。
掲載事例
【事例1】株式会社ダイキアクシス
セキュリティレベル向上のため、
情報セキュリティポリシーの見直しが急務に。
プロ人材と議論を重ね、満足度の高い改定案を策定。
掲載ページ:
https://hipro-job.jp/skilljunkan/skillreturn/ehime/daiki-axis.html
【事例2】株式会社日本システムグループ
OEM製造の経験を活かし、化粧品の自社ブランド立ち上げに挑戦。
経験豊富なプロ人材の支援によって、異例の6ヶ月で商品開発が完了。
掲載ページ:
https://hipro-job.jp/skilljunkan/skillreturn/ehime/nsg.html
【事例3】三浦工業株式会社
海外進出に不可欠な事前調査。
法規制、技術に精通したプロ人材を活用し、
期待以上のスピードで高品質な調査レポートが完成。
掲載ページ:
https://hipro-job.jp/skilljunkan/skillreturn/ehime/miura.html
協力
■プロ人材活用の浸透により、地域企業と経済の発展への寄与を目指す取り組み「スキルリターン」
< https://hipro-job.jp/skilljunkan/skillreturn/ >
「スキルリターン」とは、都市部ではたらきながらも、「地域を発展させたい」「この企業の可能性を信じている」という想いを持つプロ人材のスキルを“ふるさと”に還元(リターン)する取り組みです。
日本では、少子高齢化に伴い、生産年齢人口は1995年をピークに減少※し続けています。とりわけ地域では、労働力不足がすでに深刻を極めています。
労働力不足を解決する手段の1つとして、プロ人材活用を国を挙げて推進している一方、プロ人材活用を選択肢として持つ企業は一部企業に留まり、地域企業におけるプロ人材活用は進んでいるとは言い難いのが現状です。
こうした課題を解決すべく、1社でも多くの地域の企業にとって、プロ人材の活用が当たり前になることを目指し、2023年6月に「スキルリターン」プロジェクトをスタートしました。
※ 総務省「情報通信白書令和4年版」
■スキル循環社会について< https://hipro-job.jp/skilljunkan/ >
「HiPro」は、「スキルを解放し、社会を多様にする。」をパーパスに掲げ、2023年5月25日に「スキル循環社会」の実現を目指すことを宣言しました。「スキル循環社会」とは、個人が持つさまざまな経験、スキルを1社の中に閉じずに、他の企業でも活かし、個人が持つスキルは、必要とする企業の中で柔軟に活用。更に、そこで培った経験・スキルがまた他の企業で活かされる。この繋がりにより、企業と個人が相乗的に成長し、日本経済の発展へと繋げていく。このような社会の実現を目指しています。
■プロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro」について< https://hipro-job.jp/ >
人生100年時代への突入、コロナ禍でリモートワークが普及・浸透したことなどにより、はたらき方や雇用のあり方が大きく変わってきています。企業を取り巻く環境も劇的に変化し、産業構造も変わりつつあります。こうした中、複雑なビジネス課題を解決するためには、企業と従業員の雇用契約だけでは対応しきれない状況も生まれています。こうした現状を変え、新しい人材活用(タレントシェアリング)を当たり前にするために誕生したのが、「HiPro(ハイプロ)」です。「HiPro」は「スキルを解放し、社会を多様にする。」をパーパスに、企業は課題解決に必要な人材と出会うことができ、個人は自分のスキルにあったプロジェクトを探すことができる、業界初のプロフェッショナル人材の総合活用支援サービスです。「HiPro」の展開により、これまでの経験とスキルを活かしながら自身の可能性を広げたい個人と、複雑化する課題に対応したい企業に選択肢を増やし、社会を多様にしていきます。
■パーソルキャリア株式会社について< https://www.persol-career.co.jp/ >
パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス転職サービス「doda X」を通じて人材紹介、求人広告、新卒採用支援などを提供しています。2022年5月にはプロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro」を立ち上げ、副業・フリーランス領域にも本格参入。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。
当社のミッションについて:https://www.persol-career.co.jp/mission_value/