道後温泉の「道後舘」(松山市道後多幸町7、TEL 089-941-7777)のロビーで現在、企画展示「うわじま牛鬼まつり」が行われている。
黒川紀章さんの設計で知られる同館。同展は9月21日の開館20周年を記念した展示・イベント「共生の宿。20周年アニバーサリー。」の一環。同展では、1年を通して愛媛の伝統芸能や祭りを紹介し利用客に楽しんでもらう。
牛鬼は、5~6メートルの牛をかたどった胴体に丸木で作られた長い首、恐ろしげな牛面の頭、剣を形どった尻尾が付いたもので、全身はシュロの毛または赤色の布で覆われている愛媛特有のもの。
「当館は県外からの観光客も多く訪れている。せっかく愛媛にお越しになったのだから、愛媛を満喫してもらいたいという思いで、実感し、体験し、楽しめるような催しを用意した。この展示が7月22日~24日に宇和島で行われる『牛鬼まつり』に足を運ぶきっかけになれば」と同館副支配人の川渕紀和さん。
夏休みの8月1日~23日は太鼓演奏を間近で聞くことができ、野球拳の体験ができる「野球拳と和太鼓」を行い、フィナーレはだんじりの展示と歌手・秋川雅史さんの父親が歌とトークを披露する「西条まつり」を開催する。
同展は7月18日まで。