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愛媛大学で「グローバルサイエンスキャンパス」受講生募集、世界基準を愛媛で

基盤学習「タンパク質の電気泳動実験」に挑戦する受講生(2018年度の活動の様子)

基盤学習「タンパク質の電気泳動実験」に挑戦する受講生(2018年度の活動の様子)

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 愛媛大学(松山市道後樋又)が高校生を対象に「グローバルサイエンスキャンパス」を開講する。現在、2019年度の受講生を募集している。

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 グローバルサイエンスキャンパスは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の支援を受けて、愛媛大学が実施する国際的科学技術人材育成事業。今年は愛媛大学のほか、東北大学、慶応義塾大学、神戸大学など全国10大学で講座が開講される。

 受講対象者は、高等学校・高等専門学校の1~2年生と中等教育学校の4~5年生。愛媛大学の研究センターや地元企業が連携し、海外から講師を招くなどして、卓越した意欲や能力を持つ生徒を対象に、愛媛で世界基準の科学技術を学ぶことのできるプログラムを1年半にわたって提供する。講座でのディスカッションは、時には英語で行うこともあり、最終的には海外の高校生や研究者と英語で交流できる国際性を養うことを目標にしている。

 昨年は県内外から約70人の応募があり、その中から選抜された50人が講義や実験、ディスカッションなどの基盤学習を行った。さらに2次選抜で選ばれた約20人が、展開学習として課題研究などを実施。放課後や春休みを利用して大学の施設などで実験や研究に取り組み、学会参加や企業研修、海外研修などにチャレンジした。

 愛媛大学特命教授の林秀則さんは「モットーは『Enjoy Sience』。高校生の皆さんには、科学の本当の面白さに存分にのめり込んでほしい。受験勉強に差し支えるのではないかと心配する人もいるが、このような経験を通じて身に付けた本物の『考える能力』や『課題を発見し、解決する能力』は受験の場面でも、社会に出てからも役に立つ」と話す。

 「高校生の時期に、大学の先生や企業の研究者から直接学ぶことのできる機会は、他では得られない大きな刺激になる。理系の生徒だけでなく、先端科学や科学的思考法を学び、企業やマスコミで生かしたいと考えている文系の生徒にも参加してほしい」と応募を呼び掛ける。

 受講無料。ほとんどの講義は自宅や在籍校でも聴講可能で、遠隔地での受講にも対応する。研究や海外派遣に関連する場合は、交通費・海外渡航費なども支給する。応募はホームページで6月21日まで受け付ける。

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