お絵かき黒板や巨大オセロなどを設置し、道で遊ぶストリートイベント「道de遊ぼう」が6月22日、松山市の花園町通りの「もぶるラウンジ」(花園町4)周辺の歩道で開催された。
主催したのは「もぶるラウンジ」を運営する松山アーバンデザインセンター(UDCM)。松山市からの受託事業である「松山市中心市街地賑(にぎ)わい再生社会実験業務」の一環として企画した。
当日は、歩道の芝生部分にマットやハンモックなどが設置され、普段通り過ぎることの多い歩道で、空を見上げながら寝そべってゆっくりと過ごせる「ゴロゴロコーナー」や、巨大オセロ、お絵かき黒板など、子どもと大人が一緒になって「道で遊べる」企画が数多く登場。オープンカフェや、有志によるストリートブルースバンドのライブも開催され、道ゆく人が足を止めて思い思いに楽しんだ。
企画に携わったUDCMディレクターの板東ゆかりさんは「花園町通りの歩道は、道幅が広く芝生のスペースなどもあり、さまざまな楽しみ方の可能性がある場所。このようなイベントを行うことで、イベント開催時だけではなく、普段も花園町通りを通り掛かる人のアクティビティーに変化が起こり、多様な楽しみ方を見つけてもらえることを期待している」と企画の目的について話す。
「今回のストリートライブでは、前回のイベントでご縁のできた人が有志で集まり、演奏をしてくれた。予想よりもたくさんの人が足を止めて楽しんでくれており、イベントをきっかけに新しい出会いも広がっていて手応えを感じている」とも。
UDCM主催の「ストリートイベントin花園町通り」は、盛夏の時期を除き、秋以降も年間を通じて開催する予定。
次回は7月6日に「第2段 道de学ぼう」と題して開催。レクチャーを受けながら七夕の願い事を俳句にできる「たなばた句会」や、体験型科学イベント「かがくあそび工房」、自分の手でシャーベットを作って食べられる「3分シャーベット」、2台の望遠鏡で月や木星などを観察する「観望会と星空案内」などを予定している。開催時間は13時~21時。参加無料(飲食物のみ有料)。